単体の反応(酸化還元反応)

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はじめに

【プロ講師解説】このページでは『単体の反応(酸化還元反応)』について解説しています。


単体の反応

  • 酸化数(求め方・ルール・例外・例題・一覧・演習問題)にあるように、単体中の原子の酸化数は全て0である。
  • 一方、化合物中の原子の酸化数は0ではない。したがって、何らかの反応によって単体が化合物に変化すると、酸化数は変化する。つまり、単体の反応はそのほとんどが酸化還元反応である。
  • では、単体が化合物に変化する反応が酸化還元反応だとすると、単体は還元剤として電子を放出するのだろうか。それとも酸化剤として電子を受け取るのだろうか。

金属元素の単体 → 還元剤として働く
ハロゲンや酸素 → 酸化剤として働く

  • 陽性の大きい(電子を離しやすい)金属元素の単体は還元剤として電子を放出する。
  • 一方、陰性の大きい(電子を受け取りやすい)ハロゲンや酸素は酸化剤として電子を受け取る。

各種単体の反応に関してはこちら

  • 金属元素の単体の反応、ハロゲンの単体の反応、酸素の反応など、個別の事項については次のページを参考にしよう。

参考:イオン化傾向(覚え方・定義・金属板の反応のしやすさ)
参考:ハロゲン単体の反応(酸化力・水素・水など)
参考:酸素の反応(燃焼反応)〜原理や反応式の作り方など〜

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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