【プロ講師解説】このページでは『単体の反応(酸化還元反応)』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。
単体の反応
酸化数(求め方・ルール・例外・例題・一覧・演習問題)でやったように、単体中の原子の酸化数は全て0である。対して化合物中の原子の酸化数は基本的に0ではない。したがって、何らかの反応によって単体が化合物に変化すると、基本的に酸化数は変化することになる。つまり、単体の反応はそのほとんどが酸化還元反応だと言える。
では、単体が化合物に変化する反応が酸化還元反応だとすると、単体は還元剤として働いて電子を放出するのだろうか。それとも酸化剤として電子を受け取るのだろうか。
陽性の大きい(電子を離しやすい)金属元素の単体は還元剤として働き電子を放出する。対して陰性の大きい(電子を受け取りやすい)ハロゲンや酸素は酸化剤として働き電子を受け取る。
各種単体の反応に関してはこちら
金属元素の単体の反応、ハロゲンの単体の反応、酸素の反応など、個別の事項については以下のページを参考にしよう。
関連:無機のドリルが、できました。
無機化学の問題演習を行うための"ドリル"ができました。解答・解説編には大学入試頻出事項が網羅的にまとまっています。詳細は【公式】無機化学ドリルにて!

著者プロフィール
・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター
数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
著者紹介詳細
・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター
数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
著者紹介詳細