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アミド(構造・合成・加水分解・エステルとの違いなど)
目次
はじめに
【プロ講師解説】このページでは『アミド(構造・合成・加水分解・エステルとの違いなど)』について解説しています。
アミドとは
- アミンとカルボン酸から水が取れて縮合したものをアミドという。
- このとき形成される-CONHの結合はアミド結合とよばれる。
アルコールやフェノール類とカルボン酸から水が取れて縮合したものをエステルというのと同じようなイメージです。
アミドの名称
- 高校化学に出てくるアミドで名前を知っておかなければならないのはアセトアニリドである。
アミドの性質
- アミドはカルボニル基の正に帯電した炭素C原子が、N原子の非共有電子対を引きつけて電子が広範囲に分布するので、アミンのように配位結合によって塩基として働きにくく、中性物質である。
N原子の非共有電子対がC=Oの方までフワッと広がるイメージです。
- ちなみに、名称の似ている”アミン”は、アンモニアと同様に窒素N原子の非共有電子対がH+と配位結合するので塩基(H+を受け取るもの)である。