KIMIKA!|基礎から学ぶ高校化学

配位結合

約 3 分
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共有結合とは

配位結合は、「共有結合の一種」だ。
そこで、まずは共有結合について少し復習してから配位結合の説明に入ろうと思う。

共有結合は、2つの原子が「電子を共有」し合うことによって成り立っている。

例として、塩化水素(HCl)を見てみよう。

HとClそれぞれを電子式で表すと、次のようになる。

(後の説明がわかりやすいように、水素原子の電子はオレンジで、塩素原子の電子は緑で記載。)

この2つは以下のように結合する。

こうやって、お互いの余っている不対電子(2個ペアになってない電子)を共有してつながっているんだね。
不対電子を「人の手」だとすると、片手で握手をしているようなイメージだ。

以上で共有結合の復習は終わり。いよいよ配位結合の説明に入っていこう。

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配位結合とは


配位結合とは、「片方の原子が”非共有電子対”をもう片方の原子に提供し、それを共有することで成り立つ結合」である。

「NH3とH+の配位結合」を例を挙げて説明していこう。

まず配位結合をする前のアンモニア(NH3)は以下のような形だ。
非共有電子対がひとつあるね。(ちなみに水素と窒素は共有結合してるよ!)

この非共有電子対が、外からやってきた水素イオン(H+)と配位結合を形成する。

水素イオンはもともと1コしかもっていない電子を放出した状態だから、電子は1つももっていない。そこで、窒素が「一方的に」電子を与えて結合を作っているんだ。

配位結合は(今回の例でもそうであるように)基本的に「プラマイ0」の分子と「プラス」のイオンが結合する。

従って、全体としては「プラス」の性質をもつことになる。

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注意
結合ができた後は、配位結合と共有結合は「見かけ上一緒」となる。

配位結合でも共有結合でも結局「共有電子対」が生じ、結合を一本の線(価標)で表すことができる。

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