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イオン結晶が水に溶けやすい理由

沈殿生成反応の仕組みを勉強するにあたって、まずは「普通のイオン結晶が水に溶けやすい理由」について説明しておこう。

イオン結晶は、陽イオンと陰イオンがくっつくことによって生成されている。
従って、イオン結晶の極性(電荷の偏り:詳しくは「極性」を見てね!)は非常に大きくなっているんだ。

極性が同じくらいのものを混ぜると溶けやすいというのが溶解反応の原則。
水は有名な極性溶媒であり、同じく極性が高いイオン結晶を混ぜると非常に良く溶ける。

しかし、場合によってこの原則に当てはまらない、つまり、「イオン結晶であるにも関わらず極性溶媒である水に溶けにくいもの」が存在するんだ。

この”溶けにくい理由”に関しては結晶によって様々なので、高校化学を学んでいる段階では溶けにくい(=沈殿を作りやすい)ものを覚えるという方針で勉強していってほしい。


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沈殿生成反応が起こる仕組み

イオン結晶ABを溶かした水溶液とイオン結晶XYを溶かした水溶液を混ぜる。

もし新たに生成するイオン結晶AYが水に溶けにくいイオン結晶ならば、下図のようにAYが沈殿として析出するはずだ。

(繰り返すが)このように水に溶けにくい、溶解度の小さいイオン結晶が作られたときに沈殿が生成するんだ。よく覚えておこう。


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沈殿生成反応式の作り方

沈殿生成の反応式は上の3STEPで作っていく。
今回は水酸化バリウム水溶液と硫酸カリウム水溶液を混合したときの沈殿生成反応を例に説明していこうと思う。

STEP1

2つのイオン結晶をバラバラにする

まずは、与えられた2つのイオン結晶(今回は水酸化バリウムと硫酸カリウム)をそれぞれ陽イオンと陰イオンに分けよう。

STEP2

陽イオンと陰イオンのペアを換えて組み合わせる

次に、STEP1でバラバラにした陽イオンと陰イオンを再びくっつけよう。
ただし、陽イオンと陰イオンのペアは最初に与えられた時とは違う組み合わせにするということに注意しよう。(というか、ペアを換えなきゃSTEP1でバラバラにした意味ないよね。笑)

STEP3

STEP2で作った新たなイオン結晶を生成物として反応式を作成する

最後に、STEP2で作成したイオン結晶(ここではBaSO4とKOH)を「生成物:反応式の右側にくるやつ」として沈殿生成反応式を完成させる。


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