はじめに

化学一問一答界の王様である「化学一問一答【完全版】(化学基礎一問一答【完全版】)」。今回はこの人気一問一答問題集について、その魅力から具体的な使い方、併用にオススメの参考書まで1つ1つ丁寧に解説していこうと思います。化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】の購入を検討している人はもちろん、もう既に持っているよという人も是非参考にして下さい。


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本の特徴と対象

今まで、丸暗記の化学を否定する立場に立ち、「考える化学」・「理解する化学」をめざして参考書や問題集を執筆してきました。その自分が、「一問一答」という化学をただの暗記科目ととらえているようなイメージのする本を執筆してよいのか? 執筆できるのか? とかなり悩みました。

 このように、今回はどこから手をつけてよいのかわからない状況でしたので、とりあえず「作業」に没頭することにしてみました。まず、約80校の大学(センター試験を含む)の過去問を多年度にわたって取得し、問題を化学Ⅰの分野別に並べることから始めてみました。次に、用語問題を中心にデータベース化し、頻出問題を抽出し、各分野のベスト問題を厳選してみました。(引用:東進Web書店HP)

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】を一言で表すなら「最強の一問一答問題集」です。

一問一答問題集には様々な方式のものがありますが、化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】は、ある一定の長さの文中に含まれる重要な用語がくり抜かれておりそこを答えていくという方式になっています。この一問一答問題集最大の特徴は、「ある一定の長さの文」が実際の大学入試問題から選ばれているということです。“入試に出る形”で学習できるというのは非常に大きなメリットとなるでしょう。


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本の構成

『化学基礎一問一答【完全版】』

■第1部 理論化学(1) ー物質の構成ー
 第1章 物質のなりたち
  01 物質の分類
 第2章 物質を構成している粒子
  02 原子
  03 イオン
  04 分子や原子からできている物質
  05 金属・非金属の単体と化合物
 第3章 相対質量と物質量[mol]
  06 相対質量
  07 物質量[mol]
  08 化学反応式と物質量
■第2部 理論化学(2) ー物質の変化ー
 第4章 酸と塩基
  09 酸と塩基
  10 水の電離とpH計算
  11 中和反応と滴定曲線
  12 塩
 第5章 酸化還元
  13 酸化・還元と酸化数
  14 酸化剤・還元剤
  15 金属のイオン化傾向
  16 電池
  17 電気分解
■第3部 化学と人間生活
 第6章 化学と人間生活
  18 人間生活の中の化学
  19 化学とその役割
  20 化学の発展と実験における基本操作

『化学一問一答【完全版】』

■第1部 理論化学(1) ー物質の状態ー
 第1章 溶液の性質
  01 濃度と溶解度
  02 希薄溶液の性質とコロイド
 第2章 物質の三態と状態変化
  03 状態変化
  04 蒸気圧
 第3章 気体
  05 気体
 第4章 固体の構造
  06 結晶

■第2部 理論化学(2) ー物質の変化ー
 第5章 熱化学
  07 熱化学方程式と反応熱
 第6章 電池と電気分解
  08 電池
  09 電気分解

■第3部 理論化学(3) ー物質の変化と平衡ー
 第7章 化学平衡
  10 反応速度と平衡
  11 電離平衡

■第4部 無機化学
 第8章 無機化学
  12 金属イオンの反応
  13 気体の製法と性質
  14 典型元素とその化合物
  15 遷移元素とその化合物

■第5部 有機化学
 第9章 有機化学
  16 有機化学の基礎
  17 異性体
  18 アルカン・アルケン・アルキン
  19 アルコールとエーテル
  20 アルデヒドとケトン
  21 脂肪族カルボン酸
  22 エステルと油脂
  23 芳香族炭化水素
  24 フェノール類
  25 芳香族カルボン酸
  26 芳香族アミンとアゾ化合物
  27 有機化合物の分析

■第6部 高分子化合物
 第10章 天然高分子化合物
  28 食品/医薬品/染料
  29 糖類
  30 アミノ酸とタンパク質
  31 核酸
 第11章 合成高分子化合物
  32 繊維/プラスチック
  33 ゴム/合金・ガラス/肥料・セメント

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】は上のような構成になっています。
化学・化学基礎の各単元における重要事項がほぼ全て掲載されており、定期テスト対策・大学入試対策をする上で申し分ない網羅度であると言えるでしょう。


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メリット

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】にはメリット・デメリットが存在します。まずはメリットの方から紹介していきましょう。

網羅性

先ほどから述べている通り、化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】は非常に網羅性に優れた一問一答問題集です。特に解説が抜けていたり薄かったりする単元は見当たらず、化学・化学基礎の重要語句はこれ一冊でマスターすることができます。

短期間で最大限の効果

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】では、用語の重要度が★印で表されています。従って、重要なものから優先して学習できるので効率よく成果を挙げることができるでしょう。

また、各テーマごとに基礎→応用の流れで学習できる構成になっているため、自然と応用力がつくのも魅力でしょう。

試験に出る形で学べる

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】の問題文は実際の入試問題から厳選されたものです。従って、一問一答を解いていくだけで自然と実践力がついていくのが実感できるでしょう。また、センター試験の問題も多数掲載されています。

圧倒的な入試カバー率

入試カバー率とはセンター試験や国立大学、私立大学の入試に出題された化学・化学基礎用語をその本に収録されている化学・化学基礎用語がどのくらいカバーしているのかを表したものです。化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】では、この入試カバー率が極めて高くほとんどの入試で98-100%となっています。

語呂合わせ

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】には所々に「語呂合わせ」が書かれています。暗記しにくいことも語呂合わせを使うことですんなりと覚えることができるでしょう。

単位・思考法が明示されている

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】では、計算式に単位が明示されており、また思考過程についても記載されています。従って、化学初心者でも「計算の意味がわからない!」という事態に陥ることなく使いこなすことができます。

索引がついてる

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】の巻末には索引が付いています。他の参考書や問題集を見ていてわからなかった用語などを索引から検索できるので非常に便利です。


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デメリット

次は化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】のデメリットを紹介していきます。

これ一冊では厳しい

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】は非常に優れた一問一答問題集ですが、あくまで一問一答であることを忘れてはいけません。実際の入試では難解な計算問題や記述問題が出題されるため、そういった部分は別の参考書・問題集を使って勉強していく必要があるでしょう。


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使い方

次に、化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】の具体的な使い方を紹介していきます。むやみに使っても効果は出づらいので、まずはこれから紹介するやり方を参考にしていただき、状況に応じて自分流の使い方を見つけていきましょう。

普通の一問一答として

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】は1ページのうち左側に問題文、右側に答えという構成になっています。まずは普通の一問一答として右側を付属の赤シートで隠して下にずらしながら学習していきましょう。

問題文中の赤字を隠す

問題文中でくり抜かれてはいないものの赤字になっている箇所があります。これは「くり抜いて問題にするほど重要ではないけれど、まあまあ大切」という語句です。2週目以降ではこの部分も隠して学習するようにするといいでしょう。

思考力を鍛える

計算問題では赤シートを上から下、左から右にずらして思考力を鍛えるようにしましょう。

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併用したい参考書・問題集

化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】はあくまで一問一答問題集で基礎的な用語固めのために使うものなので、実際に大学入試で出てくる難解な問題を解くためには他の参考書や問題集等でトレーニングを積む必要があります。ここからは化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】との併用にオススメの本を紹介していきます。

橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業

「橋爪のゼロから劇的!にわかる〜」は化学初心者にオススメのシリーズです。補助線や細かな説明・アドバイスが多く、あまり化学が得意でない人でもすんなりと理解できるでしょう。「橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業」の他に「橋爪のゼロから劇的!にわかる 無機・有機化学の授業」もあります。

鎌田の理論化学の講義

「〜の講義」は非常に人気のシリーズです。基礎から丁寧に解説されており、化学初学者から難関大受験生まで幅広いレベルの人に利用されています。「鎌田の理論化学の講義」以外にも「福間の無機化学の講義」「鎌田の有機化学の講義」があるので3冊セットで使っていくのがオススメです。

化学の新研究


化学の新研究を一言で表すなら「最も”詳しい”化学参考書」です。
教科書のような雰囲気でありながら、現象や実験に関する原理がこれでもかというほど詰め込まれ、化学をしっかり勉強したい人にとってこれ以上ない仕上がりになっています。また、この参考書を使う対象となるのは基本的に「一定以上の学力を備えた人」となります。化学をある程度勉強した人が知識を積み重ねるのには最適ですが、あまり化学の知識が入っていない状態の人が読むと非常に堅苦しく感じ途中で挫折してしまう可能性が高いでしょう。

基礎問題精講

基礎問題精講を一言で表すなら「化学初心者に最もオススメの問題集」です。
後に詳しく説明しますが、この問題集はこんなに書くか!というほど解説が丁寧です。本当の初学者でもわかりやすいよう補助矢印のようなものがたくさん書かれています。また、「精講」という形で化学の各単元に関する基礎的な解説も書かれています。この部分がとてもわかりやすいと評判で、問題集の枠を超えて化学参考書としても非常に優秀な一冊と言えるでしょう。化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】との相性も抜群です。

重要問題集

重要問題集化学問題集の王様的存在です。おそらく受験化学対策用の問題集としてはシェアNo.1で、数多くの高校生・受験生が使用しています。難しい問題も多く、難関大対策として化学一問一答【完全版】・化学基礎一問一答【完全版】と併用するのにはもってこいの問題集です。


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関連:問題集、作りました。

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