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【タンパク質の分類】単純/複合/球状/繊維状タンパク質の違いなど
目次
はじめに
【プロ講師解説】このページでは『【タンパク質の分類】単純/複合/球状/繊維状タンパク質の違いなど』について解説しています。
組成(成分)による分類
- アミノ酸のみからなるタンパク質を単純タンパク質、アミノ酸の他に糖類やリン酸、核酸、色素などを含むタンパク質を複合タンパク質という。
タンパク質 | 組成(成分) |
---|---|
単純タンパク質 | アミノ酸のみからなるタンパク質 |
複合タンパク質 | アミノ酸の他に糖類やリン酸、核酸、色素などを含むタンパク質 |
形状による分類
- ポリペプチド鎖が折りたたまれ球状になったタンパク質を球状タンパク質という。
- 球状タンパク質は親水コロイドであり、親水基を外側に、疎水基を内側に向けているため比較的水に溶けやすい。したがって、生体内で生命活動を維持する働きを担っている。
- 球状タンパク質の具体例としては、血中に多く含まれるアルブミンや唾液中に存在するアミラーゼなどが挙げられる。
- 一方、複数のポリペプチド鎖が絡み合い束になっているタンパク質を繊維状タンパク質という。
- 繊維状タンパク質は水に溶けにくく、皮膚や髪などの形成に役立っている。
- 皮膚に含まれる繊維状タンパク質はコラーゲン、髪に含まれる繊維状タンパク質はケラチンとよばれる。
タンパク質 | 形状 | 具体例 |
---|---|---|
球状タンパク質 | ポリペプチド鎖が折りたたまれ球状になったタンパク質 | 血中に多く含まれるアルブミン 唾液中に存在するアミラーゼ |
繊維状タンパク質 | 複数のポリペプチド鎖が絡み合い束になっているタンパク質 | 皮膚に含まれるコラーゲン 髪に含まれるケラチン |