【プロ講師解説】このページでは『元素と単体の違い』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。


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単体と元素の違い

元素 触れることができない
単体 触れることができる
Point!

元素は物質の構成成分、単体は一種類の元素からなる物質を指す。したがって、単体は実在する物質そのものなので触れることができる。「元素か単体か」を問われたときは「実際に触れることができるのか」を基準に考えよう。

【例題】元素と単体の違い

下線部が「元素」か「単体」かを見分けよ。

問1

地殻中には酸素が多く含まれている。
【問1】解答/解説:タップで表示
解答:元素

この文中で実際に触れることができるのは地殻である。
酸素は地殻の構成成分で触れることはできないので元素である。

問2

その患者は酸素吸入を受けながら搬送された。
【問2】解答/解説:タップで表示
解答:単体

ここでは実際に存在する気体の酸素O2を吸入している。
触れることができるので空気中の酸素と同じであり、したがって単体である。

問3

アンモニアは、窒素と水素から合成されている。
【問3】解答/解説:タップで表示
解答:単体

アンモニアは以下の反応式のように気体の水素H2と気体のN2から合成される。

3H2+N2→2NH3

気体の水素は触れることができるので、単体である。

問4

カルシウムは骨や歯に多く含まれている。
【問4】解答/解説:タップで表示
解答:元素

カルシウムは、骨や歯にリン酸カルシウムCa3(PO42として含まれている。
カルシウム自体は、リン酸カルシウムの構成成分の1つであり、直接触れることができない。したがって単体ではなく元素である。

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