はじめに

大学入試や定期テストで頻出の「元素と単体の違い」を理解できていない高校生は非常に多い。今回は、その「元素と単体の違い」について具体例を使いながら説明していく。最後に例題も用意しているので、全て解き切ってこの機会に「元素と単体の違い」を完全マスターしよう!


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単体と元素の違い

単体:実際に存在する物質
元素:物質を構成する成分

単体は実際に存在する物質、元素は物質を構成する成分を指す。つまり、単体よりも元素の方が小さいグループということだね。

例えば、「オリンピックの優勝者に金メダルが授与された」というときの金は、金Auという実際の固体を指すので単体の意味になる。

一方、「歯や骨にはカルシウムが多く含まれる」というときのカルシウムは、(反応性の大きい金属単体としてのカルシウムではなく)物質を構成する成分を指すので元素の意味になる。

元素と単体の違いは、日本語の文章題としてよく聞かれる。例題を使って確認しておこう。


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【例題】元素と単体の違い

下線部が「元素」か「単体」かを見分けよ。

問1

アンモニアは、窒素と水素から合成されている。
【問1】解答/解説:タップで表示
解答:単体

アンモニアは以下の反応式のように合成される。

3H2+N2→2NH3

このとき、左辺の水素はH2であって、Hではない。よって、元素ではなく単体。

問2

その患者は、酸素吸入を受けながら搬送された。
【問2】解答/解説:タップで表示
解答:単体

酸素を吸入するときの酸素は「呼吸をするための物質」としての酸素O2であって、物質を構成する成分としての酸素Oではない。よって、元素ではなく単体。

問3

カルシウムは骨や歯に多く含まれている。
【問3】解答/解説:タップで表示
解答:元素

カルシウムは、骨や歯にリン酸カルシウムCa3(PO42として含まれている。
カルシウム自体は、リン酸カルシウムの構成成分の1つとなっているので、単体ではなく元素となる。


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