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糖類の分類と基礎知識
目次
はじめに
【プロ講師解説】このページでは『糖類の分類と基礎知識』について解説しています。
糖類の分類
- 代表的な糖類を次に示す。
糖類 | 具体例 |
---|---|
単糖類 | ・グルコース(ブドウ糖) ・ガラクトース ・フルクトース(果糖) |
二糖類 | ・マルトース(麦芽糖) ・ラクトース(乳糖) ・スクロース(ショ糖) ・セロビオース |
多糖類 | ・デンプン ・グリコーゲン ・セルロース |
- 植物の光合成によってつくられるデンプンやセルロースなどは、いずれも(C6H10O5)nで表され、加水分解すると分子式C6H12O6のグルコース(ブドウ糖)や分子式C12H22O11のマルトース(麦芽糖)などを生じる。
- これらの化合物のように、一般式Cn(H2O)mで表され、分子中に多数の水酸基を有するアルデヒドおよびケトンを糖類(又は炭水化物)という。
- 糖類のうち、グルコース(ブドウ糖)のようにこれ以上加水分解されないものを単糖類、加水分解すると2個の単糖類を生じるものを二糖類、加水分解すると多くの単糖類を生じるものを多糖類という。
加水分解により単糖類を2個〜10個程度生じるものをオリゴ糖といいます。オリゴ糖は生成する単糖の数によって二糖類、三糖類、十糖類などに分類されます。