【プロ講師解説】このページでは『ハロゲン化銀を使った写真の現像の仕組み』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。


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写真の原理

写真のフィルムには臭化銀AgBrが塗布されており、このフィルムに光が当たるとAgBrの感光性によって、銀Ag原子が遊離する。

\[
2AgBr→2Ag+Br_{2}
\]

次に、このフィルムを還元剤で処理すると、感光して遊離していた銀原子を結晶核として、さらに銀の微粒子が成長する。(=現像

\[
Ag^{+}+e^{-}→Ag
\]

さらに、反応しなかったAgBrを(イオン分析を行う上で必要な知識まとめにあるように水には不溶のため)チオ硫酸ナトリウムNa2S2O3に溶かして除去すると、感光した箇所だけが黒い陰画(ネガ)となる。(=定着

\[
ArBr+2S_{2}O_{3}^{-2}→[Ag(S_{2}O_{3})_{2}]^{3-}+Br^{-}
\]

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