水のイオン積・pH【高校化学・化学基礎一問一答】

目次

はじめに

【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答問題を公開しています。問題一覧は【スマホで出来る】一問一答(高校化学・化学基礎)でご覧下さい。


問1

水は電離して【1】(H+)と【2】(OH)を生じる。

H2O ⇄ H+OH

水の電離度は25℃でα=1.8×10ー9と極めて【3(大きor小さ)】いため、電離している水分子はごく僅かである。また、(反応式の係数から)HとOHは等量生じるため、水中のH+とOHのモル濃度は等しくなっている。

HとOHのモル濃度はそれぞれ【4】【5】とよばれ、【6】【7】と表される。ちなみに、25℃では、【6】【7】はいずれも1.0×10ー7(mol/L)である。

以上より、25℃における【6】【7】の積は1.0×10ー14(mol/L)2となり、この数値のことを【8】という。

解答/解説:タップで表示

解答:【1】水素イオン【2】水酸化物イオン【3】小さ【4】水素イオン濃度【5】水酸化物イオン濃度【6】[H+]【7】[OH]【8】水のイオン積(Kw

水は電離して水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH)を生じる。

H2O ⇄ H+OH

水の電離度は25℃でα=1.8×10ー9と極めて小さいため、電離している水分子はごく僅かである。また、(反応式の係数から)HとOHは等量生じるため、水中のH+とOHのモル濃度は等しくなっている。

HとOHのモル濃度はそれぞれ水素イオン濃度、水酸化物イオン濃度とよばれ、[H+]、[OH]と表される。ちなみに、25℃では、[H+]、[OH]はいずれも1.0×10ー7(mol/L)である。

以上より、25℃における[H+]と[OH]の積は1.0×10ー14(mol/L)2となり、この数値のことを水のイオン積(Kw)という。

参考:水のイオン積(求め方・温度やpHとの関係など)

問2

水のイオン積Kw【1】が一定のとき、一定の値となる。

解答/解説:タップで表示

解答:【1】温度

水のイオン積Kwは温度が一定のとき、一定の値となる。

参考:水のイオン積(求め方・温度やpHとの関係など)

問3

水溶液の水素イオン濃度[H]は極めて小さい値となるため[H]を10ーn(mol/L)で表し、このnを【1】という。

解答/解説:タップで表示

解答:【1】水素イオン指数(pH)

水溶液の水素イオン濃度[H]は極めて小さい値となるため[H]を10ーn(mol/L)で表し、このnを水素イオン指数(pH)という。

参考:【pH計算】定義から公式、求め方、希釈や混合が絡む問題など

問4

pHは酸・塩基の強さを表す指標として用いられ、溶液の性質は、pH=7のときは【1】、pHが7より小さいときは【2】、pHが7より大きいときは【3】となる。

解答/解説:タップで表示

解答:【1】中性【2】酸性【3】塩基性

pHは酸・塩基の強さを表す指標として用いられ、溶液の性質は、pH=7のときは中性、pHが7より小さいときは酸性、pHが7より大きいときは塩基性となる。

参考:【pH計算】定義から公式、求め方、希釈や混合が絡む問題など

問5

溶液に酸を加えると、溶液のpHは【1(大き or 小さ)】くなり、塩基を加えると【2(大き or 小さ)】くなる。

解答/解説:タップで表示

解答:【1】小さ【2】大き

溶液に酸を加えると、溶液のpHは小さくなり、塩基を加えると大きくなる。

参考:【pH計算】定義から公式、求め方、希釈や混合が絡む問題など

【新課程対応】化学の計算ドリル大好評発売中!

高校化学・化学基礎の計算問題が苦手な人に向けた計算ドリルを発売しました。豊富な問題数で、入試頻出の計算問題の解き方を身につけることができます。

【新課程対応】無機化学ドリル発売中!

無機化学の知識を総ざらいできるオリジナル問題集ができました。解答・解説編には入試頻出事項が一通りまとめられており、まとめノート/参考書としての役割も果たします。

【新課程対応】有機化学ドリル発売中!

有機化学に関する入試頻出事項を演習することのできるオリジナル問題集が紙の本になりました。暗記項目だけではなく、計算問題や思考力が問われる問題についても触れています。

著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
気に入ったらシェアしてね!
目次