ゴム【高校化学・化学基礎一問一答】

目次

はじめに

【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答問題を公開しています。問題一覧は【スマホで出来る】一問一答(高校化学・化学基礎)でご覧下さい。


問1

ゴムノキの樹液であるラテックスに酢酸などを加え、凝固・乾燥させて得られる化合物を【1】という。

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解答:【1】天然ゴム

ゴムノキの樹液であるラテックスに酢酸などを加え、凝固・乾燥させて得られる化合物を天然ゴムという。

参考:付加重合・共重合(ビニル系・ビニリデン系・テフロン・天然ゴムなど)

問2

イソプレンが付加重合してできたポリイソプレンは【1(シス or トランス)】型のため、全体として丸まった形になっている。したがって、力を加えて引っ張るとのび、緩めると元に戻ろうとする性質、いわゆる【2】を示す。

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解答:【1】シス【2】弾性

イソプレンが付加重合してできたポリイソプレンはシス型のため、全体として丸まった形になっている。したがって、力を加えて引っ張るとのび、緩めると元に戻ろうとする性質、いわゆる弾性を示す。

参考:付加重合・共重合(ビニル系・ビニリデン系・テフロン・天然ゴムなど)

問3

天然ゴムに硫黄を少量(数%)加えて加熱すると分子間が硫黄による【1】結合で繋がる。分子鎖が不規則な形で固定されるため弾性が大きくなり、強度が向上する。この操作を【2】という。また、多量(30〜50%)の硫黄を加えて加熱すると、非常に硬い黒色物質が生成する。これを【3】という。

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解答:【1】ジスルフィド【2】加硫【3】エボナイト

天然ゴムに硫黄を少量(数%)加えて加熱すると分子間が硫黄によるジスルフィド結合で繋がる。分子鎖が不規則な形で固定されるため弾性が大きくなり、強度が向上する。この操作を加硫という。また、多量(30〜50%)の硫黄を加えて加熱すると、非常に硬い黒色物質が生成する。これをエボナイトという。

参考:付加重合・共重合(ビニル系・ビニリデン系・テフロン・天然ゴムなど)

問4

スチレンとブタジエンを共重合することによってつくられる合成ゴムを【1】という。

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解答:【1】スチレン-ブタジエンゴム(SBR:Styrene Butadiene Rubber)

スチレンとブタジエンを共重合することによってつくられる合成ゴムをスチレン-ブタジエンゴム(SBR:Styrene Butadiene Rubber)という。

参考:付加重合・共重合(ビニル系・ビニリデン系・テフロン・天然ゴムなど)

問5

スチレン-ブタジエンゴムには【1】が含まれるため、強度が高く、自動車のタイヤなどに用いられる。

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解答:【1】ベンゼン環

スチレン-ブタジエンゴムにはベンゼン環が含まれるため、強度が高く、自動車のタイヤなどに用いられる。

参考:付加重合・共重合(ビニル系・ビニリデン系・テフロン・天然ゴムなど)

問6

アクリロニトリルとブタジエンを共重合することによってつくられる合成ゴムを【1】という。

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解答:【1】アクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR:Nitrile Butadiene Rubber)

アクリロニトリルとブタジエンを共重合することによってつくられる合成ゴムをアクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR:Nitrile Butadiene Rubber)という。

参考:付加重合・共重合(ビニル系・ビニリデン系・テフロン・天然ゴムなど)

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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