【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答を掲載しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。一問一答コンテンツ一覧は化学のグルメ『高校化学・化学基礎一問一答コンテンツ一覧』をご覧下さい。

一問一答

問1

【】に当てはまる用語を答えよ。

正反応の速度は次第に【1(大きor小さ)】く、逆反応の速度は次第に【2(大きor小さ)】くなっていくが、両方とも最終的には同じ速度に落ち着き一定となる。この、正反応と逆反応の速度が等しくなった状態を【3】という。

【問1】解答/解説:タップで表示
解答:【1】小さ【2】大き【3】平衡状態

正反応の速度は次第に小さく、逆反応の速度は次第に大きくなっていくが、両方とも最終的には同じ速度に落ち着き一定となる。
この、正反応と逆反応の速度が等しくなった状態を平衡状態という。

※化学平衡について詳しくは【化学平衡】平衡定数やmol数の変化、グラフなどを参照

問2

【】に当てはまる用語を答えよ。

平衡状態になると一見反応が止まっているように見えるが、実際は【1】反応と【2】反応が起こっており、2つの速度が【3(等しいor異なる)】ため反応が進んでないように見えるだけである。

【問2】解答/解説:タップで表示
解答:【1】正【2】逆【3】等しい(【1】・【2】は順不同)

平衡状態になると、一見反応が止まっているように見える。
しかし実際は「正反応と逆反応が起こっているが、2つの速度が等しいため反応が進んでないように見えるだけ」である。

※化学平衡について詳しくは【化学平衡】平衡定数やmol数の変化、グラフなどを参照

問3

【】に当てはまる用語を答えよ。

「H2 + I2 ⇆ 2HI」の反応において、反応前のH2とI2のmol数が1.0、平衡時は0.20だとすると、平衡時のHIのmol数は【1】である。

【問3】解答/解説:タップで表示
解答:【1】1.6

反応で使われたH2とI2は0.80mol(1.0-0.20)ずつなので、係数比より生成したHIは1.6molであることがわかる。

このとき、縦軸にmol数、横軸に時間をとったグラフは次のようになる。

H2とI2は、最初1.0molあったのが平衡時には0.20molに、HIはスタート時は0molだったのが平衡時には1.6molになっている。

※化学平衡について詳しくは【化学平衡】平衡定数やmol数の変化、グラフなどを参照

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著者プロフィール

・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター

数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆

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