溶解度積【高校化学・化学基礎一問一答】

目次

はじめに

【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答問題を公開しています。問題一覧は【スマホで出来る】一問一答(高校化学・化学基礎)でご覧下さい。


問1

飽和溶液において、沈殿の一部が溶解し平衡状態になることを【1】という。

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解答:【1】溶解平衡

飽和溶液において、沈殿の一部が溶解し平衡状態になることを溶解平衡という。

参考:溶解度積(計算問題・単位・溶解度との関係・沈殿生成判定など)

問2

塩化銀AgClを水に溶解させると、一部のAgClが溶け残った水溶液ができ、溶解平衡の状態に達した。この溶解平衡の平衡定数K(AgCl)は次のように表される。

\(K(\mathrm{AgCl}) = \frac{\mathrm{[【1】]}\mathrm{[【2】]}}{ [\mathrm{AgCl}(固)]}\)

[AgCl(固)]を一定とみなし、新しい定数としてKs(AgCl)を次のように定義する。

\(K_{\mathrm{s}}(\mathrm{\mathrm{AgCl}}) =\mathrm{[【1】]}\mathrm{[【2】]}\)

このKs(AgCl)を(塩化銀の)【3】という。

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解答:【1】Ag【2】Cl【3】溶解度積(【1】・【2】は順不同)

参考:溶解度積(計算問題・単位・溶解度との関係・沈殿生成判定など)

問3

塩化銀AgClの溶解度を求めよ。ただし、AgClの溶解度積は4.0×10-10(mol/L)2とする。

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解答:2.0×10ー5(mol/L)

溶けるAgClをx(mol/L)とすると、Ag+、Clの濃度はどちらもx(mol/L)となる。

したがって、次のような式を立てることができる。

\[ K_{\mathrm{sp}}(\mathrm{AgCl}) = \mathrm{[Ag^{+}][Cl^{-}]}\\
\leftrightarrow 4.0×10^{-10} = x × x\\
\therefore x = 2.0×10^{-5}(\mathrm{mol/L}) \]

参考:溶解度積(計算問題・単位・溶解度との関係・沈殿生成判定など)

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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