【プロ講師解説】このページでは『DNAの二重らせん構造のポイントである核酸塩基の組み合わせや水素結合の数、二重らせん構造の二本鎖をほどく方法など』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。
二重らせん構造
2本のDNA鎖は、チミン(T)とアデニン(A)、グアニン(G)とシトシン(C)の間にある水素結合によって二重らせん構造を形成する。
塩基の組み合わせ
DNAが二重らせん構造を形成する際の塩基の組み合わせは以下で固定である。
・チミン(T)とアデニン(A)
・グアニン(G)とシトシン(C)
・グアニン(G)とシトシン(C)
必ずセットで覚えておくようにしよう。
また、チミン(T)とアデニン(A)間の水素結合は2本、グアニン(G)とシトシン(C)間の水素結合は3本になっていることも併せて覚えておこう。
二重らせん構造のほどき方
DNAの二重らせん構造はDNAヘリカーゼと呼ばれる酵素によってほどかれる。タンパク質の合成の際に重要になるので必ず覚えておこう。
演習問題
問1
【】に当てはまる語を答えなさい。
DNAが二重らせん構造を形成する際、グアニンと水素結合を形成する塩基は【1】である。
問2
【】に当てはまる語を答えなさい。
DNAの二重らせん構造において、チミン・アデニン間の水素結合は【1】本、グアニン・シトシン間の水素結合は【2】本である。
問3
【】に当てはまる語を答えなさい。
DNAの二重らせん構造は酵素【1】によってほどかれる。
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著者プロフィール
・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター
数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
著者紹介詳細
・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター
数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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