【プロ講師解説】このページでは『溶質・溶媒・溶液の違い』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。

溶質・溶液・溶媒の違い

溶質は溶けている物質、溶媒は溶質を溶かしている液体、溶液は溶質と溶媒を合わせたものである。

食塩水でいうと、食塩が溶質、水が溶媒、食塩水全体が溶液となる。

演習問題

問1

砂糖を水に溶かした場合の溶質・溶液・溶媒をそれぞれ答えよ。
【問1】解答/解説:タップで表示
解答:以下参照

溶質は溶けている物質、溶媒は溶質を溶かしている液体、溶液は溶質と溶媒を合わせたものである。

したがって、砂糖を水に溶かしたときの溶質は砂糖、溶媒は水、溶液は砂糖水全体である。

問2

水酸化ナトリウムの固体を水に溶かした場合の溶質・溶液・溶媒をそれぞれ答えよ。
【問2】解答/解説:タップで表示
解答:以下参照

溶質は溶けている物質、溶媒は溶質を溶かしている液体、溶液は溶質と溶媒を合わせたものである。

したがって、水酸化ナトリウムを水に溶かしたときの溶質は水酸化ナトリウム、溶媒は水、溶液は水酸化ナトリウム水溶液全体である。

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著者プロフィール

・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター

数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆

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