高分子化合物とは?定義や分類、特徴について解説!

はじめに

高分子(高分子化合物)は学校や予備校の化学授業で最後の方に学ぶことが多く、対策が遅れがちな受験生がとても多い。このページでは、高分子の中でも基礎中の基礎である定義や分類、全体的な特徴についてざっと確認していく。ぜひこの機会に高分子の基礎をマスターしてライバルと差をつけよう!


スポンサーリンク

高分子とは

高分子(高分子化合物)とは、分子量が約1万以上の巨大分子である。

高分子(高分子化合物)はその大きさ故に、低分子量の化合物とは異なる性質をもっている。

高分子の分類

分類 具体例
有機高分子 天然高分子 ・多糖類
・タンパク質
・核酸
・天然ゴム
合成高分子 ・合成繊維(ナイロン/ポリエチレンテレフタラート/ビニロン/ポリアクリロニトリル)
・合成樹脂(ポリエチレン/ポリ塩化ビニル/ポリスチレン/フェノール樹脂/尿素樹脂)
・合成樹脂(ポリブタジエン/ポリクロロプレン/スチレン-ブタジエンゴム)
無機高分子 天然高分子 ・黒鉛(グラファイト)
・ダイヤモンド
・石綿(アスベスト)
・二酸化ケイ素(石英/水晶)
合成高分子 ・ガラス
・シリコン樹脂
・ルビー(人工)

スポンサーリンク

高分子の特徴

コロイドを形成する

高分子(高分子化合物)は1コあたりのサイズが大きいため、溶液中では主にコロイド(分子コロイド)として存在している。(コロイドについて詳しくはコロイドとは?種類や大きさ、透析、電気泳動などについて例を用いて解説!を参照)

分子量は平均分子量で表す

高分子(高分子化合物)は同じ名称でも分子量が異なる場合がある。そのため、高分子の分子量は基本的に「平均分子量」の意味で用いられる。(平均分子量について詳しくは見かけの分子量(平均分子量)を参照)

凝固点が小さい

高分子(高分子化合物)は分子量が非常に大きいため、凝固点降下度測定では実測値を出せないレベルで凝固点が小さくなる。したがって、多くの場合浸透圧法が用いられる。

一定の融点を示さない

高分子(高分子化合物)の固体は、分子が規則的に配列した結晶部分と、不規則に配列した非晶質(非結晶)部分が混ざった構造になっている。したがって、加熱をしても一定の融点を示すことはなく、徐々に軟化して液体となる。よって、軟化点(柔らかくなって変形し始める点)を沸点として用いることが多い。


スポンサーリンク

関連:有機化学の勉強法と参考書。

有機化学はきちんとした勉強法と参考書で勉強していけば、誰しも成果を出すことができる分野。化学のグルメでは、有機化学を学ぶ上でオススメの勉強法や参考書、問題集を多く紹介している。是非自分の勉強の方針を決める参考にしてほしい。

  • 【大学受験】有機化学のオススメ勉強法・参考書・問題集まとめ!
  • 『鎌田の有機化学の講義』有機はこれで決まり!超人気参考書の使い方をレビュー。
  • 『橋爪のゼロから劇的!にわかる 無機・有機化学の授業』初学者にオススメの参考書の使い方をレビュー。
  • 『岡野の化学が初歩からしっかり身につく』超絶人気参考書の使い方をレビュー。
  • 『宇宙一わかりやすい高校化学(有機化学)』新進気鋭の有機参考書の使い方をレビュー。
  • 化学のグルメ「【Youtube】ショートアニメーション講義」

  • スポンサーリンク

    関連:参考書、作りました。

    化学のグルメではオリジナル参考書・問題集を作成しています。現在販売しているのは「理論化学ドリルシリーズ」「無機化学攻略セット」「CHEM ZINE(化学基礎)」の三種類。詳細は以下のページにてご覧ください。


    理論化学ドリル

    無機化学セット

    化学基礎参考書

    理論化学ドリル

    無機化学セット

    化学基礎参考書

    スポンサーリンク