MENU
電気泳動(原理・中性/酸性/塩基性アミノ酸の移動方向など)
目次
はじめに
【プロ講師解説】このページでは『電気泳動(原理・中性/酸性/塩基性アミノ酸の移動方向など)』について解説しています。
電気泳動とは
- あるpHの水溶液でろ紙を湿らせ、真ん中にアミノ酸の混合物を含ませてろ紙の両端に電圧をかけると、アミノ酸が移動するのを確認できる。これをアミノ酸の電気泳動という。
電気泳動をした際のアミノ酸の動き
- アミノ酸の種類によって電気泳動をした際の動きは異なる。
- ろ紙は中性の水溶液で湿らせたものとし、酸性アミノ酸・塩基性アミノ酸・中性アミノ酸に分けて考える。
酸性アミノ酸
- 酸性アミノ酸は、中性下において、カルボキシ基の電離によりマイナスに帯電しているため、電気泳動をすると陽極側に移動する。
塩基性アミノ酸
- 塩基性アミノ酸は、中性下において、アミノ基がH+を受け取りプラスに帯電しているため、電気泳動をすると陰極側に移動する。
中性アミノ酸
- 中性アミノ酸は、中性下において、電気的に中性のため電気泳動をしても移動しない。