【プロ講師解説】このページでは『高校化学でよく出てくる合金とめっき』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。


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めっき一覧

組成 特徴
トタン Fe,Zn 鉄(Fe)の表面を亜鉛(Zn)で覆ったものをトタンと言う。
トタンは、傷ついても(鉄より亜鉛の方がイオン化傾向が大きいため)亜鉛が陽イオンとなって溶けるため鉄が腐食されにくい(=さびにくい)。
トタンの実用例は、家の屋根など。
ブリキ Fe,Sn 鉄(Fe)の表面をスズ(Sn)で覆ったものをブリキと言う。
スズと鉄のイオン化傾向を比べると鉄の方が大きいため、一度傷がつくとトタンよりも鉄の腐食が進みやすい(さびやすい)。ただし、傷がついておらずメッキが完全な状態のときはブリキの方が丈夫なため、屋根のように傷がつく場所には向かないが比較的傷のつきにくい室内にある装飾品やおもちゃなどにはよく使われる。

合金一覧

組成 特徴
青銅(ブロンズ) Cu,Sn 青銅は銅(Cu)とスズ(Sn)の合金。さびにくく、安価で非常に加工しやすいため硬貨や美術品などに用いられる。
黄銅(真鍮・ブラス) Cu,Zn 真鍮は銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金。
黄色の光沢をもち、さびにくく加工しやすい。
硬貨や楽器などに用いられる。
白銅 Cu,Ni 白銅は銅(Cu)とニッケル(Ni)の合金。
パイプや硬貨などに用いられる。
アルミニウム ジュラルミン Al,Cu,Mg ジュラルミンの主成分はアルミニウム。他にも少量のCu,Mgなどの金属を含む。非常に軽く、強度が高いことが特徴で航空機の機体に頻繁に使われる。
はんだ Pb,Sn はんだは鉛(Pb)とスズ(Sn)の合金。
融点が低く、金属の接合に用いられる。
ステンレス鋼 Fe,Cr,Ni ステンレス鋼は鉄(Fe)・クロム(Cr)・ニッケル(Ni)の合金である。
さびにくく、台所の流し台などに用いられる。
ニッケル
クロム
ニクロム Ni,Cr ニクロムは、ニッケル(Ni)とクロム(Cr)の合金。
電気抵抗が大きく、電熱器の発熱体や電線の材料に用いられる。
水銀 アマルガム Hg+他の金属 アマルガムは水銀とその他の金属の合金である。
マグネシウム マグネシウム合金 Mg+他の金属 マグネシウム(Mg)とその他の金属の合金をマグネシウム合金という。
非常に軽量であり、電化製品を作る際に用いられる。

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著者プロフィール

・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター

数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆

著者紹介詳細