はじめに

難関大対策用の化学問題集として知られる「標準問題精講」。今回は人気問題集について、その魅力から具体的な使い方、併用にオススメの参考書まで1つ1つ丁寧に解説していこうと思います。標準問題精講の購入を検討している人はもちろん、もう既に持っているよという人も是非参考にして下さい。


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本の特徴と対象

本書は難関大学を目指す人のための演習書です。問題編120ページ、解答・解説編272ページで、使いやすい別冊になっています。受験指導で圧倒的な人気と信頼を得ている著者が、国公立大2次・私立大の入試問題を徹底的に分析し、難関大学の入試で合否の分かれ目になる問題を厳選して、それらを解くためにはどのように学習したらよいのかを示しながら丁寧に解説しました。したがって、基本的な学習を終了した上で本書にチャレンジすれば、大きな効果があるでしょう。(引用:旺文社公式HP)

標準問題精講を一言で表すなら「コスパのいい難関大対策問題集」です。

ここで言う“コスパ”とは本の価格のことではなく、一冊終わらせるのにかかる時間のことです。標準問題精講は、難関大対策用問題集として重要問題集化学の新演習とよく比較されます。この2つは非常にボリューム(問題数)があるため終わらせるのにかなりの時間を要しますが、標準問題精講は問題数がそれほど多くないので比較的早く終わらせることができます。「それでは力がつかないのでは?」と思うかもしれませんがそれは違います。より実践的で点に直結する問題に絞られているのです。標準問題精講は、効率よく短期間で実力をつけることができるという点で非常に優れた問題集と言えるでしょう。


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本の構成


標準問題精講はこのような構成になっています。理論化学・無機化学・有機化学ともに大学入試や定期テストで頻出の事項が満遍なく掲載されており、非常にバランスのとれた構成といっていいでしょう。

また、(標準問題精講は問題部分と解答解説部分が完全に分離できますが)問題部分は次のような形式になっています。

標準問題精講に掲載されている問題は、難関大入試で合否の分かれ目になるようなものから厳選されています。従って、点を取るための実力を非常に効率よくつけることができるでしょう。また、各問題には「扱うテーマ」としてその問題に関連した単元が明示されています。これにより自分の使っている参考書から問題に対応したページを見つけやすくなっています。

標準問題精講の解答解説部分は次のような形式になっています。

まず注目すべきは「精講」のコーナーです。ここではその問題を解くために必要な知識が一通り説明されています。この精講がとてもわかりやすいと評判で、この部分だけでもこの問題集を買う価値があると言えるでしょう。また、問題の解説部分に書かれている説明も非常に丁寧に書かれています。計算式中の単位が明示されており、図もとても綺麗で見やすいです。この辺りはよく比較される「重要問題集」「化学の新演習」を上回っていると言えるでしょう。


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メリット

標準問題精講にはメリットとデメリットが存在します。まずはメリットの方から紹介していきましょう。

網羅性

標準問題精講には理論化学・無機化学・有機化学の問題が網羅的に掲載されています。全ての分野において入試頻出のパターンが厳選されているので、難関大化学対策の問題集はこれ一冊に任せておけば問題ないでしょう。

著者の知名度

鎌田真彰
学研グループ特任講師。明快な語り口と、日々の入試問題の研究で培われたツボをおさえた授業は、幅広い層から絶大な支持を得ている。
橋爪健作
学研グループ特任講師・駿台予備学校講師。高校1年生から高卒クラスまで幅広く担当。その授業は基礎から応用まであらゆるレベルに対応するが、特に化学が苦手な受験生からは絶大な支持を受けている。(引用:旺文社公式HP)

標準問題精講は鎌田先生と橋爪先生の2人によって書かれている問題集です。この2人は大手予備校で長年受験指導をされている方で、予備校講師としての実績は十分です。また、数多くの人気参考書・問題集を執筆されています。これだけでも十分信頼のおける問題集であることがわかるでしょう。

解説が丁寧

標準問題精講に掲載されている問題は難関大対策用であり難易度が比較的高めです。しかし、その分解答解説も細かく丁寧に書かれています。従って、初見で解けなくても解説を読めばほとんどの人が理解できるでしょう。また、後に紹介する「精講」も組み合わせれば完璧です。解説の丁寧さについては、同じ難関大対策用の問題集として知られる重要問題集や化学の新演習を上回ると言えるでしょう。

精講が秀逸

標準問題精講には「精講」という化学の各単元に関する基礎的な解説が書かれているコーナーがあります。このコーナーはとてもわかりやすいことで有名で、標準問題精講が人気問題集となっている理由の1つです。標準問題精講に取り組む際は問題を解く前にまずこの精講を読むことを強くお勧めします。

デメリット

標準問題精講は非常にいい問題集ではありますが、デメリットも存在します。次はそれを紹介していきましょう。

解説がクドく感じる場合がある

先ほどから述べているように、標準問題精講の解説は極めて丁寧に書かれています。従って、化学が得意という人にとってはやや説明が長ったらしく感じる可能性があるでしょう。標準問題精講の解説が合わないという場合は同じようなレベルの問題集である「重要問題集」「化学の新演習」を試してみるといいかもしれません。

使い方

次に、標準問題精講の具体的な使い方を紹介していきます。むやみに使っても効果は出づらいので、まずはこれから紹介するやり方を参考にしていただき、状況に応じて自分流の使い方を見つけていきましょう。

はじめから順番に解く

これが標準問題精講の一番オーソドックスな使い方です。

標準問題精講に掲載されている問題の数は重要問題集化学の新演習と比べてそれほど多くありません。従って、集中して取り組めばそんなに時間をかけることなく終わらせることができるので、基本的には初めのページから全て解いていく形で問題ないでしょう。

苦手な分野のみ解く

標準問題精講にある問題の中で、自分が苦手な分野や志望校で頻出の単元のみを選んで解くというのも1つの選択肢です。この場合、問題数にやや不安があるので重要問題集化学の新演習などでベースを作ってから行うのが望ましいです。


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併用したい参考書

標準問題精講はあくまで入試対策の問題演習を行うためのものであり、化学の現象や計算で使う式等について詳しく解説されているわけではありません。そこで以下で紹介するような「解説型」の参考書を併用することをお勧めします。

化学の新研究

化学の新研究を一言で表すなら「最も”詳しい”化学参考書」です。
教科書のような雰囲気でありながら、現象や実験に関する原理がこれでもかというほど詰め込まれ、化学をしっかり勉強したい人にとってこれ以上ない仕上がりになっています。難関大対策として標準問題精講と併用するのにもってこいの参考書と言えるでしょう。

鎌田の理論化学の講義

「〜の講義」は非常に人気のシリーズです。基礎から丁寧に解説されており、化学初学者から難関大受験生まで幅広いレベルの人に利用されています。「鎌田の理論化学の講義」以外にも「福間の無機化学の講義」「鎌田の有機化学の講義」があるので3冊セットで使っていくのがオススメです。

総合的研究

総合的研究は化学の新研究と似た立ち位置ですが、化学の新研究に比べると図やポイントのまとめが豊富なため非常に見やすく使いやすいです。また、内容も大学入試対策として必要なことに絞って書かれているため(化学の新研究と比べて)オーバーワークになりにくいでしょう。

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標準問題精講の代替案

標準問題精講が合わないから、同じようなレベルの問題集は他にありませんか?という質問はよく受けます。そういう時にオススメしているのは「重要問題集」と「化学の新演習」です。

重要問題集化学問題集の王様的存在です。おそらく受験化学対策用の問題集としてはシェアNo.1で、数多くの高校生・受験生が使用しています。難しい問題も多く、難関大対策としてオススメです。

化学の新演習化学の新研究と著者が同じです。つまり、化学の新研究と非常に相性がいい問題集ということになります。標準問題精講や重要問題集と比べてやや難易度が高いですが、難関大受験生にオススメできる問題集です。


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