アミノ酸【高校化学・化学基礎一問一答】

目次

はじめに

【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答問題を公開しています。問題一覧は【スマホで出来る】一問一答(高校化学・化学基礎)でご覧下さい。


問1

アミノ酸のうち、アミノ基とカルボキシ基が同じ炭素C原子に結合しているものを【1】という。

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解答:【1】α-アミノ酸

アミノ酸のうち、アミノ基とカルボキシ基が同じ炭素C原子に結合しているものをα-アミノ酸という。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問2

α-アミノ酸は【1】をもつため、1対の鏡像異性体が存在する。

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解答:【1】不斉炭素原子

α-アミノ酸は不斉炭素原子をもつため、1対の鏡像異性体が存在する。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問3

アミノ酸の鏡像異性体のうち、天然に存在するのはほぼ【1(L体 or D体)】のみである。

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解答:【1】L体

アミノ酸の鏡像異性体(L体とD体)のうち、天然に存在するのはほぼL体のみである。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問4

カルボキシ基とアミノ基を同じ数もつアミノ酸を【1】、カルボキシ基が多いものを【2】、アミノ基が多いものを【3】という。

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解答:【1】中性アミノ酸【2】酸性アミノ酸【3】塩基性アミノ酸

カルボキシ基とアミノ基を同じ数もつアミノ酸を中性アミノ酸、カルボキシ基が多いものを酸性アミノ酸、アミノ基が多いものを塩基性アミノ酸という。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問5

アミノ酸は、水溶液中で、陽イオン・陰イオン・双性イオンの間で平衡状態になっている。この平衡混合物の正負の電荷が等しくなるときのpHを【1】という。

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解答:【1】等電点

アミノ酸は、水溶液中で、陽イオン・陰イオン・双性イオンの間で平衡状態になっている。この平衡混合物の正負の電荷が等しくなるときのpHを等電点という。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問6

あるpHの水溶液でろ紙を湿らせ、真ん中にアミノ酸の混合物を含ませてろ紙の両端に電圧をかけると、アミノ酸が移動するのを確認できる。これをアミノ酸の【1】という。

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解答:【1】電気泳動

あるpHの水溶液でろ紙を湿らせ、真ん中にアミノ酸の混合物を含ませてろ紙の両端に電圧をかけると、アミノ酸が移動するのを確認できる。これをアミノ酸の電気泳動という。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問7

アミノ酸は分子内にカルボキシ基とアミノ基を併せもっており、【1(酸 or 塩基)】性を示すカルボキシ基から【2(酸 or 塩基)】性を示すアミノ基にH+が移動し、分子内で塩を形成することがある。このとき生じる正電荷と負電荷をもったイオンを【3】という。

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解答:【1】酸【2】塩基【3】双性イオン

アミノ酸は分子内にカルボキシ基とアミノ基を併せもっており、酸性を示すカルボキシ基から塩基性を示すアミノ基にH+が移動し、分子内で塩を形成することがある。このとき生じる正電荷と負電荷をもったイオンを双性イオンという。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問8

双性イオンは【1】でお互いを引き合い、アミノ酸の結晶を形成する。したがって、アミノ酸の結晶は【2】結晶であり、水に溶け【3(やす or にく)】く、融点が【4(高 or 低)】いという特徴がある。

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解答:【1】クーロン力(静電引力)【2】イオン【3】やす【4】高

双性イオンはクーロン力(静電引力)でお互いを引き合い、アミノ酸の結晶を形成する。したがって、アミノ酸の結晶はイオン結晶であり、水に溶けやすく、融点が高いという特徴がある。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問9

アミノ酸の結晶を水に溶かし、そこに酸を加えるとアミノ酸は【1(陽 or 陰)】イオンとなる。

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解答:【1】陽

アミノ酸の結晶を水に溶かし、そこに酸を加えるとアミノ酸は陽イオンとなる。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問10

アミノ酸の結晶を水に溶かし、そこに塩基を加えるとアミノ酸は【1(陽 or 陰)】イオンとなる。

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解答:【1】陰

アミノ酸の結晶を水に溶かし、そこに塩基を加えるとアミノ酸は陰イオンとなる。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問11

アミノ酸は溶液のpHが下がるほど【1(陽 or 陰)】イオンの、pHが上がるほど【2(陽 or 陰)】イオンの割合が高くなる。

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解答:【1】陽【2】陰

アミノ酸は溶液のpHが下がるほど陽イオンの、pHが上がるほど陰イオンの割合が高くなる。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問12

アミノ酸のもつ正の電荷と負の電荷が釣り合ってアミノ酸全体として電荷をもたないpHを、そのアミノ酸の【1】という。

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解答:【1】等電点

アミノ酸のもつ正の電荷と負の電荷が釣り合ってアミノ酸全体として電荷をもたないpHを、そのアミノ酸の等電点という。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問13

中性アミノ酸の等電点は約【1】、酸性アミノ酸の等電点は約【2】、塩基性アミノ酸の等電点は約【3】である。

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解答:【1】6【2】3【3】10

中性アミノ酸の等電点は約6、酸性アミノ酸の等電点は約3、塩基性アミノ酸の等電点は約10である。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問14

酸性アミノ酸の等電点は【1(酸 or 塩基)】性側に偏る。

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解答:【1】酸

酸性アミノ酸の等電点は酸性側に偏る。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問15

塩基性アミノ酸の等電点は【1(酸 or 塩基)】性側に偏る。

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解答:【1】塩基

塩基性アミノ酸の等電点は塩基性側に偏る。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問16

あるpHの水溶液でろ紙を湿らせ、真ん中にアミノ酸の混合物を含ませてろ紙の両端に電圧をかけると、アミノ酸が移動するのを確認できる。これをアミノ酸の【1】という。

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解答:【1】電気泳動

あるpHの水溶液でろ紙を湿らせ、真ん中にアミノ酸の混合物を含ませてろ紙の両端に電圧をかけると、アミノ酸が移動するのを確認できる。これをアミノ酸の電気泳動という。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問17

pH6.0の水溶液で湿らせたろ紙を用いて電気泳動をすると、酸性アミノ酸はカルボキシ基が【1(プラス or マイナス)】に帯電しているため、【2(陽 or 陰)】極側に移動する。

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解答:【1】マイナス【2】陽

pH6.0の水溶液で湿らせたろ紙を用いて電気泳動をすると、酸性アミノ酸はカルボキシ基がマイナスに帯電しているため、陽極側に移動する。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問18

pH6.0の水溶液で湿らせたろ紙を用いて電気泳動をすると、塩基性アミノ酸はアミノ基が【1(プラス or マイナス)】に帯電しているため、【2(陽 or 陰)】極側に移動する。

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解答:【1】プラス【2】陰

pH6.0の水溶液で湿らせたろ紙を用いて電気泳動をすると、塩基性アミノ酸はアミノ基がプラスに帯電しているため、陰極側に移動する。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問19

1つのアミノ酸のカルボキシ基と、もう1つのアミノ酸のアミノ基が脱水縮合したときに生じるアミド結合を【1】という。

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解答:【1】ペプチド結合

1つのアミノ酸のカルボキシ基と、もう1つのアミノ酸のアミノ基が脱水縮合したときに生じるアミド結合をペプチド結合という。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問20

ペプチド結合をもつ化合物を【1】という。

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解答:【1】ペプチド

ペプチド結合をもつ化合物をペプチドという。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

問21

2分子のアミノ酸からなるペプチドを【1】、3分子のアミノ酸からなるペプチドを【2】、多数のアミノ酸からなるペプチドを【3】という。

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解答:【1】ジペプチド【2】トリペプチド【3】ポリペプチド

2分子のアミノ酸からなるペプチドをジペプチド、3分子のアミノ酸からなるペプチドをトリペプチド、多数のアミノ酸からなるペプチドをポリペプチドという。

参考:アミノ酸の定義や構造、分類(酸性・塩基性・中性)など

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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