溶液・溶解【高校化学・化学基礎一問一答】

目次

はじめに

【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答問題を公開しています。問題一覧は【スマホで出来る】一問一答(高校化学・化学基礎)でご覧下さい。


問1

水などの液体に固体が溶けることを【1】という。

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解答:【1】溶解

水などの液体に固体が溶けることを溶解という。

参考:溶解と融解

問2

固体が液体になることを【1】という。

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解答:【1】融解

固体が液体になることを融解という。

参考:溶解と融解

問3

【1】は溶けている物質、【2】は溶質を溶かしている液体、【3】は溶媒と溶質を合わせたものである。

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解答:【1】溶質【2】溶媒【3】溶液

溶質は溶けている物質、溶媒は溶質を溶かしている液体、溶質は溶媒と溶質を合わせたものである。

参考:溶質・溶媒・溶液の違い

問4

塩化ナトリウムのように水溶液中で電離する物質を【1】、糖類のように電離しない物質を【2】という。

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解答:【1】電解質【2】非電解質

塩化ナトリウムのように水溶液中で電離する物質を電解質、糖類のように電離しない物質を非電解質という。

問5

水分子が溶質の分子やイオンと強く引き合うことを【1】という。

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解答:【1】水和

水分子が溶質の分子やイオンと強く引き合うことを水和という。

問6

水和しているイオンを【1】、水和している分子を【2】という。

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解答:【1】水和イオン【2】水和分子

水和しているイオンを水和イオン、水和している分子を水和分子という。また、水和している陽イオンを水和陽イオン、水和している陰イオンを水和陰イオンとよぶこともある。

問7

水分子は【1(極性or無極性)】分子であり、塩化ナトリウムNaClを入れると水H2O分子の水素H原子が【2】イオンを、酸素O原子が【3】イオンを取り囲み、いわゆる”溶けた”状態になる。

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解答:【1】極性【2】塩化物イオン【3】ナトリウムイオンNa

NaClは水の中で次のように電離している。

\[ \mathrm{NaCl → Na^{+}+Cl^{-}} \]

電離により生じるナトリウムイオンNaと塩化物イオンClの周りには、それぞれ水分子のδ部分とδ部分が近づいてくる。

その結果、いわゆる”水和”した状態となり、ナトリウムイオンNaとClは引き離される。

問8

水和水が分子にくっついたものを【1】といい、代表的な【1】である硫酸銅五水和物の化学式は【2】である。

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解答:【1】水和物【2】CuSO4・5H2O

硫酸銅(Ⅱ)水溶液を冷却して得られる結晶は、CuSO4:H2O=1:5の物質量比からなる結晶で、この結晶を硫酸銅五水和物という。硫酸銅五水和物の化学式は次のようになる。

\[ \mathrm{CuSO_{4}・5H_{2}O} \]

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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