【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答を掲載しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。一問一答コンテンツ一覧は化学のグルメ『高校化学・化学基礎一問一答コンテンツ一覧』をご覧下さい。

一問一答

問1

【】に当てはまる用語を答えよ。

酸・塩基反応を利用し、濃度が既にわかっている溶液(=標準液)を用いて、濃度不明の溶液(=試料)の濃度を求める操作を【1】という。

【問1】解答/解説:タップで表示
解答:【1】中和滴定

※中和滴定について詳しくは中和滴定(器具・指示薬・滴定曲線・グラフ・原理など)を参照

問2

【】に当てはまる器具名を答えよ。

中和滴定の流れは次の通りである。
<STEP1>
【1】を用いて標準溶液(濃度がわかっている溶液)を調整する。
<STEP2>
STEP1で調整した標準溶液を【2】を用いて量りとり【3】に移動させる。
<STEP3>
濃度未知の溶液を【4】に入れ、標準溶液の入った【3】に濃度未知の溶液を滴下する。

【問2】解答/解説:タップで表示
解答:【1】メスフラスコ【2】ホールピペット【3】三角フラスコ【4】ビュレット

※中和滴定の手順について詳しくは中和滴定(器具・指示薬・滴定曲線・グラフ・原理など)を参照

問3

【】に当てはまる用語を答えよ。

中和滴定に使用する器具で共洗いをするのは【1】と【2】である。

【問3】解答/解説:タップで表示
解答:【1】ホールピペット【2】ビュレット(順不同)

※共洗いについて詳しくは以下のページを参照

問4

【】に当てはまる用語を答えよ。

中和滴定に用いる指示薬のうち、【1】は約pH8.3〜pH10に変色域をもっており、pHがこの範囲より酸性側だと【2】色、塩基性側だと【3】色になる。【4】は約pH3.1〜pH4.4に変色域をもっており、pHがこの範囲より酸性側だと【5】色、塩基性側だと【6】色になる。

【問4】解答/解説:タップで表示
解答:【1】フェノールフタレイン【2】無【3】赤【4】メチルオレンジ【5】赤【6】黄

※中和滴定で用いる指示薬について詳しくは中和滴定(器具・指示薬・滴定曲線・グラフ・原理など)を参照

問5

【】に当てはまる用語を答えよ。

酸・塩基の滴下量に対して溶液のpHがどのように変化していくかを表したグラフを【1】という。

【問5】解答/解説:タップで表示
解答:【1】滴定曲線

滴定曲線とは、酸・塩基の滴下量に対して溶液のpHがどのように変化していくかを表したグラフである。

※滴定曲線について詳しくは中和滴定(器具・指示薬・滴定曲線・グラフ・原理など)を参照

問6

以下の滴定曲線のうち、強塩基に弱酸を加えていったときのものはどれか。





【問6】解答/解説:タップで表示
解答:【1】③

①は強酸に弱塩基を加えた場合、②は弱酸に強塩基を加えた場合、④は弱塩基に強酸を加えた場合の滴定曲線である。

※滴定曲線について詳しくは中和滴定(器具・指示薬・滴定曲線・グラフ・原理など)を参照

問7

【】に当てはまる用語を答えよ。

気体(例:アンモニア)など、通常の中和滴定を行いにくい物質を滴定するための特殊な滴定法を【1】という。

【問7】解答/解説:タップで表示
解答:【1】逆滴定

※逆滴定について詳しくは逆滴定(例題・計算問題の解き方・原理など)を参照

問8

【】に当てはまる用語を答えよ。

2価の酸や塩基には、中和点が2コあるということを利用した中和滴定を【1】という。

【問8】解答/解説:タップで表示
解答:【1】二段滴定

※二段滴定について詳しくは二段滴定(原理・例題・計算問題の解き方など)を参照

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著者プロフィール

・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター

数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆

著者紹介詳細