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pHが負になるとき
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pHが負になるとき
pHが負の値をとることはあるのだろうか。今回はそれを調べていこうと思う。
例
2[mol/L]のHClを例に考えてみよう。
HClは強酸なので完全に電離する。
\[
HCl → H^{+} + Cl^{-}
\]
HCl → H^{+} + Cl^{-}
\]
反応式の係数より、1molのHClから1molのH+が生成するから、元のHClの濃度はH+の濃度と等しくなるね。
(化学反応式と係数の関係については化学反応式(係数・作り方・書き方・計算問題の解き方など)を参照!)
つまり、H+の濃度は「2mol/L」なわけだ。
これを、pHの公式に当てはめると…
\[
\begin{align} pH=&-log_{10}[H^{+}] \\
&=-log_{10}2 \\
&= -0.3 \end{align}
\]
\begin{align} pH=&-log_{10}[H^{+}] \\
&=-log_{10}2 \\
&= -0.3 \end{align}
\]
「pHがマイナス」になるね。以上より、pHがマイナスになるときというのは計算上「存在する」ということがわかった。いざテストで出てきても、落ち着いて対処できるようにしておこう。