【プロ講師解説】このページでは『ビニロン(構造・用途・合成法など)』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。


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ビニロンとは

ビニロンは次のような構造をもつセルロースによく似た線維である。

ビニロンは1939年に桜田一郎が発明した日本初の合成繊維であり、ロープや魚網などに用いられている。

ビニロンの合成

STEP1 アセチレンに酢酸を付加
→酢酸ビニルが生成
STEP2 酢酸ビニルを付加重合
→ポリ酢酸ビニルが生成
STEP3 ポリ酢酸ビニルをけん化
→ポリビニルアルコールが生成
STEP4 ポリビニルアルコールをホルムアルデヒドと反応
→ビニロンが生成
Point!

ビニロンの合成反応については上記の手順を覚えておくようにしよう。

STEP1

アセチレンに酢酸を付加し、酢酸ビニルを得る

まず、アセチレンに酢酸を付加し、酢酸ビニルを得る。

STEP2

酢酸ビニルを付加重合し、ポリ酢酸ビニルを得る

次に、酢酸ビニルを付加重合し、ポリ酢酸ビニルを得る。

STEP3

ポリ酢酸ビニルをけん化し、ポリビニルアルコールを得る

次に、ポリ酢酸ビニルをけん化し、ポリビニルアルコールを得る。

ポリビニルアルコールは親水基を多くもつため、水によく溶けてコロイド溶液となる。

STEP4

ポリビニルアルコールのヒドロキシ基をホルムアルデヒドと反応させ、ビニロンを得る

最後に、ポリビニルアルコールのヒドロキシ基をホルムアルデヒドと反応させ、ビニロンを得る。

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