はじめに

有機化合物の表し方として、以下の3つを押さえておく必要がある。

  • 分子式
  • 示性式
  • 構造式
  • これらについて、順番に説明していく。


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    分子式

    構成原子の種類と数を表す
    Point!

    分子式とは、分子を構成している原子の種類とその数を表した式である。

    例えばエタノールでは、炭素原子Cが2つなのでC2、水素原子Hが6コなのでH6、酸素原子Oが1つなのでO(1は省略)、これらを合わせて「C2H6O」となる。


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    示性式

    分子式中の官能基を強調
    Point!

    示性式とは、分子式から官能基を抜き出して明示した式である。

    例えば、エタノールでは次のようになる。

    官能基であるヒドロキシ基ーOHを抜き出して強調した形になっているね。

    構造式

    価標で結合を表す
    Point!

    構造式とは、原子間の結合を価標を用いて表した式である。

    例えば、エタノールでは次のようになる。

    構造式中にある価標は(あるルールの下)省略して表すことができる。
    詳しくは次の「構造式の省略」のところで説明する。


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    構造式の省略

    簡略構造式とは、構造式の価標を省略した式である。

    省略パターンは主に3つ。順番に見ていこう。(例として次の構造式を用いる。)

    パターン①

    水素H原子の単結合を省略する。

    まずは、H原子の単結合を省略しよう。

    パターン②

    H原子の単結合の省略に加えて、不飽和結合(C=C)や枝分かれの価標以外を省略する。

    次に、パターン①に加えて不飽和結合(C=C)や枝分かれの価標以外を省略していく。

    パターン③

    パターン①②に加えて、枝分かれを省略する。

    最後は、パターン①②に加えて枝分かれの価標を省略していく。(つまり、C=C結合以外は省略するということ!)

    枝分かれは、()を使うことで表現する。
    ちなみに、ここまで省略した式からでも全体の構造はしっかりとイメージできるようにしておこう。


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    構造式を書く際の注意点

    反対向きの表記でも可

    官能基を書くときは、逆向きの表記でも大丈夫。

    アルファベットの表記順に注意

    官能基を省略形で書く時は、並べるアルファベットの順番に注意する必要がある。

    例えば、アルデヒド基。

    アルデヒド基はCとOとHで成り立っているが、「COH」という表記は×。省略するときは「CHO」という書き方にしなければならない。


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