【分離法】抽出(原理・操作・例など)

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はじめに

【プロ講師解説】このページでは『【分離法】抽出(原理・操作・例など)』について解説しています。


抽出とは

  • 混合物のうち目的の物質のみを液体に溶かし出して分離する操作を抽出する。
  • 例としてはコーヒーの抽出などが挙げられる。
  • 我々が飲むいわゆる「コーヒー」は、コーヒー豆に含まれる成分のうち、熱水に溶け出す味・香りを抽出したものである。
  • ちなみに、コーヒーの抽出では抽出した後のコーヒー豆がフィルターの上に残るので、ろ過も同時に行っていると考えることができる。

参考:【分離法】ろ過をする際の手順と注意点まとめ


抽出溶媒の選択

  • 抽出に用いる溶媒は、分離した物質をよく溶かしそれ以外の物質はできる限り溶かさないものを選択する。
  • 例えば、臭素は水よりもベンゼンに溶けやすい。そこで“臭素水”にベンゼンを加えてよく振ると、臭素のみがベンゼン層に移動し分離することができる。

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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