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【分離法】抽出(原理・操作・例など)
目次
はじめに
【プロ講師解説】このページでは『【分離法】抽出(原理・操作・例など)』について解説しています。
抽出とは
- 混合物のうち目的の物質のみを液体に溶かし出して分離する操作を抽出する。
- 例としてはコーヒーの抽出などが挙げられる。
- 我々が飲むいわゆる「コーヒー」は、コーヒー豆に含まれる成分のうち、熱水に溶け出す味・香りを抽出したものである。
- ちなみに、コーヒーの抽出では抽出した後のコーヒー豆がフィルターの上に残るので、ろ過も同時に行っていると考えることができる。
抽出溶媒の選択
- 抽出に用いる溶媒は、分離した物質をよく溶かしそれ以外の物質はできる限り溶かさないものを選択する。
- 例えば、臭素は水よりもベンゼンに溶けやすい。そこで“臭素水”にベンゼンを加えてよく振ると、臭素のみがベンゼン層に移動し分離することができる。