【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答を掲載しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。一問一答コンテンツ一覧は化学のグルメ『高校化学・化学基礎一問一答コンテンツ一覧』をご覧下さい。

一問一答

問1

【】に当てはまる用語を答えよ。

芳香族化合物は【1(水or有機溶媒)】に溶けにくく、【2(水or有機溶媒)】に溶けやすい。

【問1】解答/解説:タップで表示
解答:【1】水【2】有機溶媒

※芳香族化合物の分離について詳しくは有機化合物(芳香族)の分離法〜仕組みや実験手順などを解説〜を参照

問2

【】に当てはまる用語を答えよ。

塩は【1(水or有機溶媒)】に溶けにくく、【2(水or有機溶媒)】に溶けやすい。

【問2】解答/解説:タップで表示
解答:【1】有機溶媒【2】水

※芳香族化合物の分離について詳しくは有機化合物(芳香族)の分離法〜仕組みや実験手順などを解説〜を参照

問3

安息香酸・フェノール・アニリンのエーテル混合溶液から各成分を分離する操作は以下の通り。
【】に当てはまる化合物の名称を答えよ。

①エーテル混合溶液を分液ろうとに取り、希塩酸を加える。
これをよく振り混ぜた後、静かに放置して2層に分かれた水層には【1】がイオンとなって溶けている。

②①の水層を取り出した後、残っているエーテル層に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてよく振った後静置すると、水層には【2】がイオンとなって溶けている。

③②の水層を取り出した後、エーテル層には【3】が残っている。

【問3】解答/解説:タップで表示
解答:【1】アニリン【2】安息香酸【3】フェノール

①塩酸を加えると塩基性物質であるアニリンのみがイオン形になり水層へと移動する
→水層を分離することでアニリンGET!!
②炭酸水素ナトリウム水溶液を加えると弱酸遊離反応により安息香酸のみがイオン形になり水層へと移動する
→水層を分離することで安息香酸GET!!

※芳香族化合物の分離について詳しくは有機化合物(芳香族)の分離法〜仕組みや実験手順などを解説〜を参照

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著者プロフィール

・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター

数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆

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