【プロ講師解説】このページでは『核酸であるDNA・RNA(構造や違い、構成塩基の種類など)』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。


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核酸とは

核酸とは細胞の核から取り出した酸性物質であり、遺伝において中心的な役割を果たす高分子化合物である。代表的な核酸はDNA(デオキシリボ核酸)RNA(リボ核酸)である。

地球上のほとんどの生物(ウイルスを除く)がDNAとRNAを併せ持ち、遺伝情報の管理を行なっている。DNA・RNAの役割は次の通りである。

役割
DNA 遺伝情報の貯蔵庫
RNA 遺伝情報発現の実行役

DNAは遺伝情報を貯めておくためのもの、RNAはその遺伝情報を料理して体の中で働く様々な機能を持ったタンパク質を合成するものと理解しておこう。

核酸の構造

DNAとRNAの構造は微妙に異なる。その違いが問われることは多いのできちんと区別しておこう。

DNA(デオキシリボ核酸)

DNA(デオキシリボ核酸)は五炭糖(デオキシリボース)・リン酸・核酸塩基の3つからなる。

DNAを構成する核酸塩基(単に塩基ともいう)には4種類存在する。

核酸塩基 構造
アデニン(A)
グアニン(G)
シトシン(C)
チミン(T)

RNA(リボ核酸)

RNA(リボ核酸)は五炭糖(リボース)・リン酸・核酸塩基の3つからなる。

RNAを構成する核酸塩基には4種類存在する。

核酸塩基 構造
アデニン(A)
グアニン(G)
シトシン(C)
ウラシル(U)

DNAと異なり五炭糖がリボースであること、核酸塩基がチミン(T)ではなくウラシル(U)であることに注意しよう。

DNAとRNAの違いまとめ

DNA RNA
五炭糖 デオキシリボース リボース
核酸塩基 アデニン/グアニン/シトシン/チミン アデニン/グアニン/シトシン/ウラシル

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