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強酸・弱酸・強塩基・弱塩基(違い・覚え方・一覧など)
目次
はじめに
【プロ講師解説】このページでは『強酸・弱酸・強塩基・弱塩基(違い・覚え方・一覧など)』について解説しています。
強酸・強塩基
- 溶解したうちほぼ全てが電離する、つまり電離度α≒1の酸・塩基を強酸・強塩基という。
- 強酸や強塩基はほぼ完全に電離してイオンに変化するため、反応式では(右向きの反応しか起こらないという意味の)「→」で表される。
\[ \mathrm{HCl → H^{+} + Cl^{-}} \]
強酸・強塩基一覧
- 高校化学で頻出の強酸・強塩基は次の通りである。
強酸 | 塩化水素HCl 臭化水素HBr ヨウ化水素HI 硝酸HNO3 硫酸H2SO4 |
強塩基 | 水酸化カリウムKOH 水酸化ナトリウムNaOH 水酸化バリウムBa(OH)2 水酸化カルシウムCa(OH)2 |
弱酸・弱塩基
- 溶解したうちの一部しか電離しない、つまり電離度が1に比べて極めて小さい酸・塩基のことを弱酸・弱塩基という。
- 電離度が小さいということはつまり、イオンになりにくい、またイオンになってもそのイオンが再びくっつきやすいということ。したがって、イオン同士がくっつく反応(=電離と逆の反応)も進行するため、反応式では「⇄」で表される。
\[ \mathrm{CH_{3}COOH ⇄ CH_{3}COO^{-} + H^{+}} \]
弱酸・弱塩基一覧
- 高校化学で頻出の弱酸・弱塩基は次の通りである。
弱酸 | 酢酸CH3COOH フッ化水素HF 炭酸H2CO3 硫化水素H2S シュウ酸H2C2O4 リン酸H3PO4 |
弱塩基 | アンモニアNH3 水酸化銅(Ⅱ)Cu(OH)2 水酸化マグネシウムMg(OH)2 水酸化亜鉛Zn(OH)2 水酸化鉄(Ⅱ)Fe(OH)2 水酸化アルミニウムAl(OH)3 水酸化鉄(Ⅲ)Fe(OH)3 |
酸・塩基の強弱まとめ
この『強酸・弱酸・強塩基・弱塩基(違い・覚え方・一覧など)』のページで解説した内容をまとめる。
- 溶解したうちほぼ全てが電離する、つまり電離度α≒1の酸・塩基を強酸・強塩基という。
- 高校化学で頻出の強酸・強塩基は次の通りである。
強酸 | 塩化水素HCl 臭化水素HBr ヨウ化水素HI 硝酸HNO3 硫酸H2SO4 |
強塩基 | 水酸化カリウムKOH 水酸化ナトリウムNaOH 水酸化バリウムBa(OH)2 水酸化カルシウムCa(OH)2 |
高校化学で頻出の弱酸・弱塩基は次の通りである。
弱酸 | 酢酸CH3COOH フッ化水素HF 炭酸H2CO3 硫化水素H2S シュウ酸H2C2O4 リン酸H3PO4 |
弱塩基 | アンモニアNH3 水酸化銅(Ⅱ)Cu(OH)2 水酸化マグネシウムMg(OH)2 水酸化亜鉛Zn(OH)2 水酸化鉄(Ⅱ)Fe(OH)2 水酸化アルミニウムAl(OH)3 水酸化鉄(Ⅲ)Fe(OH)3 |