塩化セシウム型構造【高校化学・化学基礎一問一答】

目次

はじめに

【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答問題を公開しています。問題一覧は【スマホで出来る】一問一答(高校化学・化学基礎)でご覧下さい。


問1

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)に含まれるCs+の数は【1】個である。

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解答:【1】1

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)に含まれるCs+は格子の中心にある1個のみである。

したがって、塩化セシウム型構造(CsCl型構造)に含まれるCs+の数は1個である。

参考:【塩化セシウム型構造】イオン結晶の配位数・半径・限界半径比まとめ

問2

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)に含まれるClの数は【1】個である。

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解答:【1】1

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)の単位格子に含まれるClは全て単位格子の頂点に存在しており、各頂点にあるClは8分割された状態になっている。

したがって、8分割(1/8)したものが頂点の数分=8個あるので…

\[
\frac{ 1 }{ 8 }×8=1
\]

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)に含まれるClの数は1個である。

参考:【塩化セシウム型構造】イオン結晶の配位数・半径・限界半径比まとめ

問3

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)の各イオンの配位数は【1】である。

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解答:【1】8

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)では、中心のCs+は周りの8個のClと接しており、同様にClも周りの8個のCs+と接している。

したがって、塩化セシウム型構造(CsCl型構造)の各イオンの配位数は8となる。

参考:【塩化セシウム型構造】イオン結晶の配位数・半径・限界半径比まとめ

問4

イオン半径rと単位格子一辺の長さaの間には次の関係がある。
\[ \mathrm{\sqrt{ 3 }a=【1】(r_{Cs^{+} }+r_{Cl^{-}})} \]

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解答:【1】2

Cs+・Clのイオン半径をそれぞれrCs+・rCl、単位格子一辺の長さをaとし、塩化セシウム型構造(CsCl型構造)を下記のように切り取ってできる面に注目すると…

\[
\mathrm{\sqrt{ 3 }a=2(r_{Cs^{+} }+r_{Cl^{-}})}
\]

イオン半径と単位格子一辺の長さの間にこのような関係があることがわかる。

参考:【塩化セシウム型構造】イオン結晶の配位数・半径・限界半径比まとめ

問5

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)の限界イオン半径比は≧【1】である。

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解答:【1】0.73

塩化セシウム型構造(CsCl型構造)の限界イオン半径比は≧0.73である。

参考:【塩化セシウム型構造】イオン結晶の配位数・半径・限界半径比まとめ
参考:限界イオン半径比(定義・求め方・配位数との関係など)

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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