【プロ講師解説】このページでは『セルシウス温度と絶対温度(定義から2つの違い、変換する計算問題など)』について解説しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。
セルシウス温度とは
セルシウス温度とは1気圧のもとで氷が溶ける温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃と定めた温度である。
絶対温度とは
絶対温度とは原子・分子の熱運動がほとんどなくなる温度を0Kとして定めた温度である。
原子や分子は常に(熱)運動を行っており、気体に近くほどその運動は激しくなる。
この運動がほぼなくなるのが0K(ケルビン)である。
セルシウス温度と絶対温度の違い
絶対温度は原子・分子の熱運動に注目した、いわゆる”物理学的”な定義であるのに対し、セルシウス温度は水の状態に注目した、日常に使うことを目的として”便宜的(使いやすいよう)”に決められた定義である。
セルシウス温度と絶対温度の変換(関係)
セルシウス温度の0℃は絶対温度の273Kである。
つまり、セルシウス温度の100℃は絶対温度の373K、200℃は473Kとなる。ちなみに、絶対温度の0Kはセルシウス温度で表すと-273℃である。
セルシウス温度・絶対温度に関する演習問題
問1
【】に当てはまる用語を答えよ。
1気圧のもとで氷が溶ける温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃と定めた温度を【1】という。
問2
【】に当てはまる用語を答えよ。
原子・分子の熱運動がほとんどなくなる温度を0Kとして定めた温度を【1】という。
問3
セルシウス温度の0℃は絶対温度で表すと何Kか。
問4
絶対温度の0Kはセルシウス温度で表すと何℃か。
問5
セルシウス温度の60℃は絶対温度で表すと何Kか。
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著者プロフィール
・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター
数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
著者紹介詳細
・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター
数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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