セルシウス温度と絶対温度(求め方・違い・変換する計算問題など)

目次

はじめに

【プロ講師解説】このページでは『セルシウス温度と絶対温度(求め方・違い・変換する計算問題など)』について解説しています。


セルシウス温度とは

  • 1気圧のもとで氷が溶ける温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃と定めた温度をセルシウス温度という。

絶対温度とは

  • 原子・分子の熱運動がほとんどなくなる温度を0Kとして定めた温度を絶対温度という。
  • 原子や分子は常に(熱)運動を行っており、気体に近くほどその運動は激しくなる。
  • この運動がほぼなくなるのが0K(ケルビン)である。

セルシウス温度と絶対温度の違い

  • 絶対温度は原子・分子の熱運動に注目した、いわゆる”物理学的”な定義であるのに対し、セルシウス温度は水の状態に注目した、日常に使うことを目的として”便宜的(使いやすいよう)”に決められた定義である。

セルシウス温度と絶対温度の変換(関係)

  • セルシウス温度の0℃は絶対温度の273Kである。
  • つまり、セルシウス温度の100℃は絶対温度の373K、200℃は473Kとなる。ちなみに、絶対温度の0Kはセルシウス温度で表すとー273℃である。

セルシウス温度と絶対温度まとめ

この『セルシウス温度と絶対温度(求め方・違い・変換する計算問題など)』のページで解説した内容をまとめる。

  • 1気圧のもとで氷が溶ける温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃と定めた温度をセルシウス温度という。
  • 原子・分子の熱運動がほとんどなくなる温度を0Kとして定めた温度を絶対温度という。
  • セルシウス温度は水の状態に注目した、日常に使うことを目的として”便宜的(使いやすいよう)”に決められた定義である。
  • 絶対温度は原子・分子の熱運動に注目した、いわゆる”物理学的”な定義である。

演習問題

化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答問題を公開しています。問題一覧は【スマホで出来る】一問一答(高校化学・化学基礎)でご覧下さい。

問1

1気圧のもとで氷が溶ける温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃と定めた温度を【1】という。

解答/解説:タップで表示

解答:【1】セルシウス温度

1気圧のもとで氷が溶ける温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃と定めた温度をセルシウス温度という。

問2

原子・分子の熱運動がほとんどなくなる温度を0Kとして定めた温度を【1】という。

解答/解説:タップで表示

解答:【1】絶対温度

原子・分子の熱運動がほとんどなくなる温度を0Kとして定めた温度を絶対温度という。

原子や分子は常に(熱)運動を行っており、気体に近くほどその運動は激しくなる。

この運動がほぼなくなるのが0K(ケルビン)である。

問3

セルシウス温度の0℃は絶対温度で表すと何Kか。

解答/解説:タップで表示

解答:273K

セルシウス温度の0℃は絶対温度で表すと273Kである。

問4

絶対温度の0Kはセルシウス温度で表すと何℃か。

解答/解説:タップで表示

解答:ー273℃

絶対温度の0Kはセルシウス温度で表すとー273℃である。

問5

セルシウス温度の60℃は絶対温度で表すと何Kか。

解答/解説:タップで表示

解答:333K

セルシウス温度の60℃は絶対温度で表すと333Kである。

【高校化学の計算ドリル】大好評発売中!

高校化学・化学基礎の計算問題が苦手な人に向けた計算ドリルを発売しました。豊富な問題数で、入試頻出の計算問題の解き方を身につけることができます。

著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
気に入ったらシェアしてね!
目次