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【未定係数法】化学反応式の係数を決定する裏技のやり方を大公開!
目次
はじめに
【プロ講師解説】このページでは『【未定係数法】化学反応式の係数を決定する裏技のやり方を大公開!』について解説しています。
未定係数法のやり方
- ここでは、次の化学反応式を使って未定係数法のやり方について解説する。

- 未定係数法は次の4STEPを使って行う。
●STEP1
それぞれの係数をアルファベットで書く。
●STEP2
左右で各原子の数が等しくなることを利用し、方程式を立てる。
●STEP3
1つの物質の係数を1と決め、代入する。
●STEP4
方程式を解き、係数を求める。
STEP
それぞれの係数をアルファベットで書く。
まず、反応式に出てくる物質の係数をすべてアルファベットで書く。

STEP
左右で各原子の数が等しくなることを利用し、方程式を立てる。
化学反応式の基本ルールである「反応の前後で、原子の数は変わらない」を用いて、係数がアルファベットのまま各原子の数を比べると方程式ができる。
参考:化学反応式(係数・作り方・書き方・計算問題の解き方など)
炭素

炭素原子は左側にa×6個、右側にc×1個ある。反応の前後で原子の数は変わらないため、次の式が成り立つ。
\[ 6a=c・・・① \]
酸素
\[ 6a+2b=2c+d・・・② \]
水素
\[ 12a=2d・・・③ \]
STEP
1つの物質の係数を1と決め、代入する。
複数のアルファベットのうち、好きなアルファベットを「1」とおく。今回はaを1とおくと、次のようになる。
\[ \begin{align}&①6=c\\
&②6+2b=2c+d\\
&③12=2d\end{align} \]
STEP
方程式を解き、係数を求める。
STEP3で得た方程式を解く。
\[ \begin{align}&b=6\\
&c=6\\
&d=6\end{align} \]
これらを当てはめて完成。


アルファベットが分数で出た場合、分母が消えるようにすべての係数に同じ数をかけましょう。