【プロ講師解説】化学のグルメでは、高校化学・化学基礎の一問一答を掲載しています。解説は高校化学・化学基礎を扱うウェブメディア『化学のグルメ』を通じて6年間大学受験に携わるプロの化学講師が執筆します。一問一答コンテンツ一覧は化学のグルメ『高校化学・化学基礎一問一答コンテンツ一覧』をご覧下さい。

一問一答

問1

【】に当てはまる用語を答えよ。

ClやFなどのハロゲンが含まれる塩に不揮発性の酸(蒸発しにくい酸)を反応させることで揮発性の酸(蒸発しやすい酸)を遊離させる反応を【1】という。

【問1】解答/解説:タップで表示
解答:【1】揮発酸遊離反応

揮発性酸遊離反応とはHClなどの揮発性の酸(蒸発しやすい酸)の塩に、濃硫酸H2SO4などの不揮発性の酸(蒸発しにくい酸)を加えることで揮発性の酸を取り出す反応である。

※揮発酸遊離反応について詳しくは揮発性酸遊離反応(原理・例・濃硫酸を使う理由など)を参照

問2

【】に当てはまる用語を答えよ。

揮発性の酸由来の塩と不揮発性の酸を反応させると【1】性の酸由来の塩と【2】性の酸になる。

【問2】解答/解説:タップで表示
解答:【1】不揮発【2】揮発
\[
揮発性の酸を含む塩 + 不揮発性の酸 → 揮発性の酸 + 不揮発性の酸を含む塩
\]

※揮発酸遊離反応について詳しくは揮発性酸遊離反応(原理・例・濃硫酸を使う理由など)を参照

問3

【】に当てはまる用語を答えよ。

揮発酸遊離反応が起こるのは、加熱を行ったときに、H2SO4などの蒸発しにくい不揮発性の酸はなかなか【1】せず外に出ていかないのに対して、HClなどの揮発性の酸は簡単に【1】して外に出ていくからである。

【問3】解答/解説:タップで表示
解答:【1】蒸発

※揮発酸遊離反応について詳しくは揮発性酸遊離反応(原理・例・濃硫酸を使う理由など)を参照

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著者プロフィール

・化学のグルメ運営代表
・高校化学講師
・薬剤師
・デザイナー/イラストレーター

数百名の個別指導経験あり(過去生徒合格実績:東京大・京都大・東工大・東北大・筑波大・千葉大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆

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